2008年 06月 28日
古江の枇杷 |
古江の地は雨も少なく、そよそよと西風が吹き、南向きの傾斜地などの条件がそろって、果樹を育てるのに向いているようです。
特に「古江の枇杷」「古江の無花果」は美味しいので有名で、ブランド名にまでなっているこの頃です。
古江で育った私は美味しい枇杷や無花果が身近にありすぎて、美味しいとか、珍しいとか、買おうとか思ったことがありませんでした。
大人になって、初めて広島から離れて暮らし、再び帰ってきたときに、本当の美味しさを知った次第です。
今年も枇杷の季節になりました。
母のところにある枇杷も一週間前にもぎました。
写真はそのプリプリ元気な枇杷たちです。
きれいな産毛が見えますか?これがフレッシュな証拠です。決して洗おうなんて思わないでください。袋から取り出して、人の手に触れていないと言うしるしです。(生産地だから言える事ですが)
デザートとして大事に頂くときは、袋ごとお出しします。
袋を破ってみないと、かずも多いのか、少ないのか、良く熟しているのか、そうでないのかが分からないのが宝くじのようで、楽しくなります。
お出しするときは、お手拭もおわすれなく。
枇杷の汁は灰汁がとても強く、衣服に付くと必ずシミになるのです。
息子が小学生だった時、友達に『洋服にお汁が付いたら取れないから、上手に食べてね。』と言ったら、すかさず、そばにいる子の服にむきかけた枇杷を擦りつけまくったではありませんか・・・・・!!! この時には本当に参りました。・・・・今でもいい思い出ですが・・・・・
by table-harmony
| 2008-06-28 23:16
| 暮らしのエッセンス