2011年 05月 19日
中世のフランス料理 |
中世の時代(1000~1450)、
夜毎の王様のお食事は王侯貴族と共に豪華絢爛な大宴会でした。
食事の合間に演奏、詩の朗読、
ラクダが行進したりのエンターテイメント性が強く
料理は華やかに盛り付けられ、
鳥の丸焼きにはクジャクの羽が指してありました。
料理人はスパイスを利かせたイリュージョンフードの盛り付けに工夫を凝らし、
所狭しと料理が並べられた食卓を何度も食卓ごと取り換えていました。
このころにはフォークはまだありません。
後に、イタリアからカトリーヌ・ド・メディシスが嫁いだ際、
持ち込んファークが使われだしたのは15世紀末、ルネッサンスの頃です。
当時はフランスより、イタリアが全てにおいて文化を遥かにリードしていました。
フランス料理の黄金時代を迎えるのは19世紀で、
現在のコース料理のサービスが確立されました。
☆上の写真は18世紀ごろの盛り付けと思われます。
by table-harmony
| 2011-05-19 23:03
| 暮らしのエッセンス