2008年 09月 18日
菊酒 |
「重陽の節句」は新暦9月9日、旧暦10月10日過ぎにあたります。
ちょうどこの頃が菊の花の一番美しい時期で、平安時代の宮中では菊の花を観賞するだけではなく、「菊合わせ」といって、菊を歌った和歌を競い、菊の品評会を開き,美しさを競いました。
菊を鑑賞するたしなみは、平安時代から現在までも受け継がれ、多くの品種が生み出され『菊花展」「菊人形展」などが今なを、見られます。
中国では菊には特別の薬効効果があり、不老長寿の伝説から、宮中では、お酒の杯に菊の花びらを浮かべて、穢れをはらい、長寿を願いました。
我が家の菊酒は、入れ子になった月見の杯に、花びらを4~5枚入れておき、お好きな杯を選んでいただき、片口に入れたお酒を注ぎます。
口取り三種は「夏の名残、秋の気配」を踏まえて長月を表しています。
・衣かつぎ
・月見卵のホオズキ包み
・長豆の煮含め
by table-harmony
| 2008-09-18 22:20
| 暮らしのエッセンス